POEM
□私のための鎮魂歌
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もしも私のいのちが消えたとしたなら
誰かに泣いてなどほしくないの
私のせいで誰かが泣くだなんて耐えられない
もう涙はいらないの
たくさんのひとを泣かせてきたのだもの
誰かに追憶などされたくないの
一生私が誰かを拘束するなんて考えられない
もう縄はいらないの
たくさんのひとを翻弄してきたのだもの
私のことは忘れて楽しく生きて
私のそばに来ようとしないで
私が空から見てて笑えるくらいに
がむしゃらに生きててくれれば良い
ただ、 貴方のいのちが消えるとき
「ああアイツとまた笑いあえる」
そう思ってくれたなら
それは私の為の鎮魂歌。