ゴンキル小説
□ダンスパーティーに参加することになった2人について…
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かぷ妄想ったー【ゴンキル語り】ダンスパーティーに参加することになった2人について語りましょう。
より。オークション後、バッテラ氏にG・Iのプレイヤーを断られた後の短文です。
「ダンスパーティ!?」
「そ。オークションの後あるんだって。出てみようよ!」
「出るわけねーだろ!遊びじゃないんだぞ!」
「解ってるけど楽しそうじゃん」
出たよ、コイツの『楽しそう』が!
さっきまでG・Iのプレイヤーを申し出て門前払いをくらったって怒ってたはずなのに何で急にそんな話になるんだ?ぜってーこいつ解ってねぇ!
はぁ、とため息をついてゴンの指差す壁を見ると確かにそんな案内が貼り出されている。
そもそもこういうのは、大人が態のいいナンパ目的で参加するものであって、俺達みたいなガキ、しかも目的のある人間が出るもんじゃない。
でもこういう正装姿が新鮮だからか、ゴンは目をキラッキラさせて文字を追っていた。
仕方なくオレも目を通して…ん?なんだダメじゃん。どのみちオレ等には参加資格がねぇよ。
「ゴン、ここ」
「え?何?」
日時を確認しているゴンに別の一点を指差し諦めるように言い聞かす。
「男女で参加ってあんだろ。オレ等じゃ無理だ、諦めろよ」
「えー、どうして?大丈夫だよ」
「は?」とオレは首を傾げた。
まさかオレ等ぐらいの女を2人、どっかで調達する気じゃあるまいな?いやまさか。でもコイツって意外や意外だからな…。
悩むオレにゴンは単純明快な笑顔で言った。
「キルア細いし綺麗だから大丈夫!」
「ハァ?オレが細くて綺麗とか関係あんのか…よ…って、ハァァ!?」
ゴンの言いたい事に気が付いて血の気が引いた。まさかまさかまさか!!
「うん。そのまさか。
…さ!キルアに似合うドレス借りにいこっか!」
目の色に合わせて青がいいかな?薄紫も素敵だよね。色白だから何でも似合うよ。
とか言い出すゴンにずりずり引き摺られた先の貸衣装屋でようやく我に帰ったオレはゴンを張り倒して逃げ出した。
次の日、その悶着で破れたドレスを弁償させられたってむくれてたけど知るもんか!
-オワリ-
これを420字以内に収めるのは無理があるわ、ということで短編に置くことにしました。
キルたん苦労するねぇ(笑)
ご来訪ありがとうございます!
2013/8/2 ユキ☆
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