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* 鼻歌 *
ドアノブを捻る寸前に中から声がするのに気がついた。耳を澄ませば微かな鼻歌。
この声は…キルアだよね?
「どしたの?ご機嫌だね」
2人で借りてる部屋に他人がいるわけないんだけど、キルアの鼻歌なんて初めて聞いたからつい声をかけてしまった。
そしたら驚いて振り向いた顔が瞬時に染まる。色白だから解りやすくて、その可愛さに頬を緩ませると怒りの枕が飛んできた。
「うわっ!びっくりした〜」
「うっせ!」
からかわれたと思ったのかな。ベッドにダイブして丸くなったキルアに慌てて訂正する。
「そうじゃなくて、キルアが機嫌いいとオレも嬉しいんだ」
「…ばかじゃねーの?」
どうしてここでそうなるかなぁ。
苦笑したオレの気持ちが伝わったのか、キルアが少しこちらを見た。
機嫌が良いと鼻歌を歌って、見つかると真っ赤になって、からかわれたと勘違いして少しむくれて、嬉しいと憎まれ口を叩いて、こっちが呆れるとソワソワするくせに素直になれない。
ほんとキルアってキルアって、
「大好き」
可愛いねなんて言ったらまたへそを曲げちゃうので、愛しい気持ちも伝わるように背中からぎゅっと抱きしめた。
-オワリ-
恋人にいわれったー:恋人「キルアの好きなところ:ちょっと意地悪なところ・機嫌がいいと鼻歌を歌うところ、キルアへの要望:あの、今日は起きて待っててくれるかな」
から[機嫌がいいと鼻歌を歌う]をお借りしました。
可愛いゴンキルが好きで、つい似た展開になっちゃうのが大きな悩みです…!(しかも激短)
いつもご来訪ありがとうございます!
2013/9/6 ユキ☆
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