過ちの君へ〜The scar for us〜
□第四幕
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始まった試合。
刹架との試合は久し振りで嬉しくなる。
彼もだろうけど。
その証拠に、いつもは不機嫌な顔が歓喜に満ちてるし。
ちょっと本気でやろう…
そう思いながら、僕はサーブを打った。
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「あの先輩…本当に、マネージャーなのかよ…」
二人の試合を見ていた堀尾達。
そのレベルの高さに、目を丸くする。
リョーマも興味深そうに見つめていた。
「おーらよっ!」
「くっ…」
圧倒的に刹架が不二を押している。
その顔には余裕の笑みを浮かべながら。
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