詩人の空き部屋

詩とか書くか
◆無題 

貴方にとって
大事なものとはなんですか
私にとって
貴方以上の大切なものはありません

貴方の瞳には
なにが映っていますか

私の瞳には
貴方との幸せが映っています

2009/07/12(Sun) 13:54  コメント(0)

◆哀獄 

空を遮る飛燕のように僕は今旅にでる
定めと知る
見えない物を求めてく
夜空に咲いた
花の向こうに
僕は届けたい
言葉があるんだ
君にあえてよかったと今でも強く思うんだ

宙に散った自由の翼
歩き始めた僕らの運命すぐにとは言わない
あなたに会いたい
ただそれだけなんだ

暗き闇に飲み込まれて自分の弱さに気付いた目覚めた時に
愛していたあなたは
凍りつく瞳をしていた

2009/01/19(Mon) 16:15  コメント(0)

◆ココロから… 

無くして気付いた
本当に大切なこと
代わりになる物なんて何処にもないんだ

(ありがとう)と
言えないまま
幾年が過ぎ
胸の痛みが薄らいだ
だけどまだ
あなたの面影を探す
出会いがあるだけ
別れがあること
わかってはいるけど
忘れる事出来ない
思い出があるから
余計に悲しくなった

(ただいま)と
空っぽの家に響く
自分の声
少し前までは
返事があったのに
目の前に広がったのは色の無い風景だった

一瞬だけでいい、
あの頃に
さかのぼりたい
伝えたかった一言
あなたを愛してました

2009/01/19(Mon) 07:41  コメント(0)

◆蝶よ 

光を求め
闇をさまよう蝶の
その羽ばたきよ
永久(とわ)に響け


朝陽の当たる場所
目指して翔んでは
みたものの
進めど 進めど
闇ばかり

いっそ来た道
戻ってみようかと
振り向けども
蜘蛛の網張りめぐり
引き下がる事も出来ず
もがき苦しむ貴方

迷わず信じて進め
貴方に支えられた
私がせめて
灯火をつけて
あげるから

ドコまでも翔んで行け
私が今度は支えるから

翔び続けて
貴方の夢と共に
いつかは
たどり着けるから

花に辿り着こうと
必死に翔ぶ貴方を
遮るものが多くて
もしも 挫けそうなら
何時でもいい
私に打ち明けて

大切な貴方の命は
この世で一つしかない
苦しんで耐えきれなく
なる前に

支え合い
生きていく事
人が忘れはじめた
唯一の絆を
再びその胸に

迷わず信じて進め
貴方に支えられた
私がせめて
灯火をつけて
あげるから

ドコまでも翔んで行け
私が今度は支えるから

翔び続けて
貴方の夢と共に
いつかは
たどり着けるから

2008/09/28(Sun) 00:46  コメント(0)

◆夢幻…哀シミノ果テ 

貴方さえ、近くにいてくれればよかったの…

貴方は何でもこなせて、羨ましかった。
私より年下なのに、ずるいと思った事もあった。

でも、でもね…私はそんな貴方の事が大好きだった。

5年の間に、貴方凄く大人っぽくなってて、ビックリしたよ。

貴方が私に告白してくれた時、私が黙ってしまったのはね、凄く嬉しかったから。不安にさせて、ごめんね。

貴方が暴走した時、信じてあげられなくてごめんね。
私達を守る為に力を使ってくれてたんだね…貴方は遠い昔から優しく、賢明だった。

ごめんね、本当にごめんなさい。
私、貴方が逝ってしまうまで、大した事できなかったけど、貴方と私の子供達はちゃんと立派に育てる。

だからせめて、最期ぐらい安らかに…

2008/08/08(Fri) 16:29  コメント(1)

◆―モノクロ― 

モノクロの世界に
ただ一輪咲いた花
色すらわからない
寂しい世界の始まり

荒れ果てた町の片隅
吹き抜けてく風
途方にくれてる
君の横顔

だけどまだ
諦めるには早い
まだ何も
終わっちゃっ無い
現実の壁を越えて
まだ見ぬ明日を掴め!

色あせた太陽
その輝きを取り戻せ
薄暗い世界に
光を灯して

月明かりに照らされ
ほのかに揺らぐ花びら

名もなき花は
ただ咲き誇る
誰かの心に
残れるように
色が無くても美しく
熱い 命を燃やす

モノクロの世界に
生まれた私
花のように儚く
美しい命を燃やせる
何があっても負けない
強い自分を
この手に掴め!

2008/07/30(Wed) 14:21  コメント(1)

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