親愛なる…君へ


鈍く光る銀色の刀





僕はひらりひらり
と舞い
人を切り裂いてゆく…

あの時手にしてしまった刀のせいで
僕の心は黒く染まってしまった


それでも君は泣いて
いつも僕を引きとめる


ごめん…

出来ることなら君の涙を拭いてあげたい











君の76258回目の叫び声…僕にちゃんと届いているよ…














歪んだ僕
We love you



注意




愛してると


君は僕に愛してると、そう言いながら
僕に抱きついてきた


君は優しいね…
そして僕の頬には涙が伝った


でも逃げて…僕はもう…



そして君に振り下げたのは






銀色の刀





嗚呼君の赤い鮮血が飛び散る



その時体の自由がきくようになった僕は

刀を投げ捨て

君のもとに駆け寄り

真っ赤に染まった君を抱き締めて
『ごめん…』と
何回も言った

許してくれなくてもよかった…


でも君は僕に向かって微笑みました


…そっか…有難う…

もう喋ることのない君に
小さく口付けをし


向かったのは

妖しく光る銀色の刀


僕はそれを使い
君の後を追いかけた…


愛しているよ…これからも…


そして最後に見えたそれが

僕には笑っているように
思えた







(愛しております…)
(愛しているよ…)


これは、一つの刀によって狂わされた悲しい話



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最終更新日 2018/01/18




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