☆五年@

□●愛のトライアングル
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『 愛のトライアングル 』





ドキドキ





ハラハラ





やっぱりドキドキ





いつからだっけ?





「・・・三郎。」





「ん?」





「なんでも、ない!」


















イライラ





ズキズキ





でもドキドキ





・・・いつからだ?





「雷蔵。」





「なんだい?」





「・・・いや。」























キリキリ





ドキドキ





クラリ、クラリ





いつから・・・?





「ねぇ、兵助・・・。」





「なに?雷蔵。」





「・・・・ううん、なんでもないよ。」















三郎は雷蔵が大事なんだ・・・









雷蔵は兵助が好きなんだ・・・









兵助は三郎を見てるんだ・・・















―――― なんで自分じゃないのだろう











壊すことも譲ることもできない











平行線をたどる僕らは













どうなっちゃうんだろうか・・・・













「なーんつって!」

「てめぇ!竹谷ぁぁ!!」

「ちょっと竹谷。」



ズバコーンッ!!



「うぉぉ!!痛いぃ!」

竹谷は頭をおさえてゴロゴロのたうちまわっている

「学園長の思いつきの演劇大会の話だったよね?」

「だから俺が考えて・・・。」

「内容がなんでそうなるんだよ。」

「だっておもしろそうだし・・・。」

「アホか!」



「・・・三郎って雷蔵のこと好きなの?」



「ほらみろぉぉ!兵助が信じちゃったじゃん!!」

「あ、でも僕は兵助好きだよ。」

「あ、ありがと。雷蔵・・・えへへー。」

「(可愛いな、オイ。)どうした?」

「いや、人から好きっていってもらうのってすごくうれしいよな!」

この照れ+笑顔は思わず竹谷までも魅了した。

「・・・兵助、お兄ちゃんはお前が心配だよ。」

「なにいってんだ、竹谷?」

「兵助っ!私も兵助が大好きだから!!むしろ愛し・・・・」

「俺もすきー。」

「こら竹谷!俺のセリフとかぶってる!!」

「みんな兵助が好きだってさ。」

「うわっ、照れるなー・・・。」

テレながらも嬉しそうな兵助に雷蔵は頭をなでた。

「ら、雷蔵?」

「いやー兵助、可愛いなぁ〜って。」

「あー!俺もーー!!」

「雷蔵ずるい!俺もなで・・・いやだきつきたい!!」

「三郎?」

「はい、すいません。」



「今度は竹谷もでてる話かんがえよ?」

「そーだなー。家族ものは?」

「童話は?」

「こんなんどうよ・・・・」













こうして今日も平和にすぎていく4人なのであった。







めでたしめでたし。











「これだけは言っておく!雷蔵も竹谷も好きだけど!愛してるのは兵助だけだからなー!!」



「・・・・三郎、兵助委員会に呼ばれたよ。」



「くぅぅ〜〜(泣)」













― end ―







― コメント ―





えーシリアスとおもいきや・・・こんなオチ。

私の中の5年ができてきました。


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