☆過去拍手

□○拍手D
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『拍手・うさぎ』





「ふぁあ〜・・・・あ?」



もふ



「え?」



もふもふ



「えーーー!!?」



「ん・・ふぁあ〜?なに三郎、どうし・・・た・・の・・・・。」



もふ。



「・・・・・・・・・・。」



もふもふ・・・ぐいー。



「いたたたたたっ!!痛い!雷蔵痛いって!!」

「なに・・これ。」

「まぁ・・・みたままというか・・・。」

「兎の耳・・・・・?」

「うさみみ。」

「うさ・・・みみ・・・。」

「そう・・・・このもふもふが。」



もふ。



「うわぁああ!?僕にも生えてる!?」

「いえーす。」

「生えてる・・・!!生えてるの!??」

「どうやら生えているみたいだ・・・。」

ぐいーー

「いったああ!!雷蔵やめてー!!」

「とれないねー・・・。」

「私で実験しないで(泣)!!」

「ところでさ、これ僕らだけってことはないでしょ・・・?」

「どうかな・・・・。」



「おーい!起きてっか!?」



バシーン!!



「おいぃい!障子壊すな!!」

「それより、みてみて!この耳!耳が4つになった!」

「お前の心配は耳が増えたことか!」

「いや、ある意味あってるけどね?(笑)」

「って、三郎も雷蔵も耳生えてる!」

「そーなんだよー。どういうこと?」

「俺にもわかんないけど、俺廊下で出会った奴全員こんなんだったぞ。」

「おいおい、それってやばくないか?!」





「おい!いるか!?」



バシーン!!・・・ガタッ!




「あーー!!戸が壊れたああぁ!?」

「あ、ごめん。」

「だめじゃない兵助〜。」

「あとで直すから・・・・じゃなくてなんだよ!お前らもかよ!!」

「・・・・・。」

「・・・三郎?」



「ん〜〜〜〜捕獲vvvv」



ガバァ!!



「ぎゃーーー!!?」

「なにそれ!兵助かーわーいーいーvv」

「ちょっ!くるしっ!!」



「見てみなよ、はっちゃん。いつもはうざったい三郎の姿がうさみみ効果で

かわいいじゃれあいにみえるよ。」

「おお、たしかに。俺も混ざってこよー!」

「僕もー!」



「ちょっとぉお!!今はそれどころじゃないでしょ!!?」

「えー、もうちょっと楽しんでも・・・。」

「俺、ちょっとほかの様子もみてくる!」

「え!?兵助!」





「あー・・いっちゃったー。」

「かわいかったのに・・・。」

「あれ、三郎?」

「え?」

「耳がたれてるよ?」

「!?」

「あーわかった、兵助が行っちゃって寂しいんだろ?」

「やだー三郎ってば寂しがりやさん〜。」

「ち、違うーー!!」

「兵助ならすぐもどってくるって!」

「元気だせよ。」

「だから違うっての!!」

「「隠さなくてもいいのに・・・。」」

「隠してない!」

「耳は正直だよ?ぷぷ・・・!」

「〜〜〜〜っ!!」







「おーい!」



「あ、兵助。」

「あ、耳が立った。」

「嬉しい?」

「・・・・・・。」

「?どうかしたのか?」

「なんでもない!なにもない!!」

「??」

「ところで、なにかあったのか?」

「ああ、とにかく全校生徒集合だってさ。」

「全員うさぎだったのか?」

「いや?なんかけっこうバラバラというか・・・。」

「ほほー。」

「みんなの笑える姿でもみにいくか。」

「だな。」

「三郎は兵助と手をつないでおいで(笑)」

「は?」

「雷蔵!!」

「あはははは!」



「まてー!!いい加減にしろー!」



「兵助―!三郎は寂しいと死んじゃうんだよー!」

「はぁ?」

「死にません!!」

「あははは!」





「・・・はっちゃん、どういうこと?」

「さーな(笑)俺らもいくか。」

「うん?」

「ぷぷぷ・・・!」

「??」






― おわり ―


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