club vongole

□club vongole 15
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只今、営業中。
キャスト達は皆、club vongoleで仕事をしている。

そんな中、俺だけは酒に奮闘しているわけでなく広すぎる寮を恨めしく思っていた。


「くっそー、何で俺だけ!一人で出来るわけねぇだろっ!」

大きな声を上げても誰も人など居なく、広がる廊下で微かに反響する声。

文句の一つや二つ、言いたくはなる。
本当だったら、ここにいる筈の二人を思い浮かべながら握り締める清掃一式用具。







club vongole 15 

さしのべられる手 






そう、偵察失敗の為に俺達は寮の掃除をするという罰を与えられたのだ。

本当だったら雲雀と骸も交えて罰を受ける筈が、指名が入り現在一人で罰を受けている始末。

ここに居ない二名に対する苛立ちと広すぎる寮への苛立ちを沸々と感じるけれど、それでも罰は罰だしさっさと終わらせてしまおうと半ば諦めては掃除機を手にした。




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