club vongole

□club vongole 3
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「ここが俺達の寮だぜ」


「これが…寮?」


日本に来てまだ一日も経っていない。
それだけの期間だというのに俺の十数年間培われてきた常識やら知識やらは、ことごとく破られたような感覚に陥った。


だって、どう考えたって…

「これ城じゃねぇか!!」






club vongole 2 

まさかの寮生活 







沢田さんと山本に案内された寮はclue vongoleの直ぐ裏に位置していた。
勤務先から寮が近いというのは、とても有難いことに他ならない。

だけど、この寮を目の当たりにして驚愕を覚えた。
なぜなら、club vongoleに怠らず城のような風貌だったから。
たかが寮だというのに城のような風貌に度肝を抜かれ、言葉を失いそうだ。


「城?ハハ、獄寺って結構メルヘン思考なんだな」

「誰がメルヘン思考だ!」

「まぁまぁ二人とも。とりあえず中入ろうよ」


沢田さんの促しにより拳を弛めた俺は二人の後について行くように、城もとい寮へと足を踏み入れた。




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