詩歌
□はぴはぴばーすでぃ up!
1ページ/4ページ
君が生まれた
今日、この日を
一緒に過ごすことが出来たら
『はぴはぴばーすでぃ』
「鷹通」
呼びかけられ振り返れば
声の主はやはり予想通りで
「友雅殿…どうされました?」
「今宵、少し時間あるかい?」
軽く首を傾げて
問う彼に、はぁ、と返事のような
曖昧な答えをすれば
じゃぁ、後でまた迎えにくるから
と、相手の方は至極上機嫌で
遠くなる背中を見つめながら
今度は此方が首を傾げる番で
「まぁ…いいか」
最近忙しく
2人あう時間もなかなかとれなかったから
なんとなく、嬉しい
心持ち軽くなった足取りで
また、職場へと
夕刻、約束通り
迎えにきた彼の手をとり
彼の屋敷へとむかった