詩歌

□永久に up!
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ずっと

君と、いたいから




『永久に』





今日も今日とて
梶原邸にて、館の主人
梶原景時は
絶好の洗濯日和に鼻歌交じり

自分の手、一つで
真っ白に洗い上げた洗濯物を
それはそれは上機嫌で
丁寧かつ迅速に
庭に張った簡易の物干し縄に引っかけておりました


そして


そんな景時を苦笑混じりに、けれど愛おしそうな眼差しで見守るのは
景時の対であり、また、大切な人
有川譲

彼は彼で
乾いた大量の洗濯物を
折り目も大きさも
ただただ見惚れるほど美しく
てきぱきと畳んでいきます


「もうさ、本当にいい天気!空の青に洗濯物の白って
何でこんなに綺麗なんだろうねぇ」


なかばうっとりと言う景時に
譲は、思わず吹き出しながら
それでも律儀に、そうですね、の
返答も忘れません
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