Mischievous of fate

□The sixth story
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「ローナ準備できた?」

「うん!」

昨日の夜、みんなに魔法のカギがほしいって言ったらあっさりいいよって言ってくれた。特にレンが。

「えぇ行きましょう。魔法のカギと言ったらイシスですね」

「そんなあっさりOKしていいわけぇ?」

「勇者が行きたいと言ったら行くんですよ。勇者の命令は絶対ですから」

「俺もローナちゃんが行くとこ全部ついて行くよ〜なんならベット行く?」

「ローナの前で卑猥は言葉を言うのはやめなさい!!私も行くわよ!!ローナは私が守らないと!!」

「えぇ?ファイはぁ?」

「・・・俺も行く」

「ファイが行くなら私もぉ!」

なんで?って聞かれなくてよかった。聞かれてもあの夢のことは言っちゃいけない気がしたから・・・。何でかな?

「ちょっとぉ早くしてよぉ」

ルーは昨日と違って服はスケスケじゃないし、(でもすごく胸が強調されてる気がする・・・)髪も高く結っていた。昨日は暗くて分からなかったけど、ルーの髪はピンクだけどすこし紫が入ってて綺麗だった。それにふわふわしてるし。いいなぁ・・・キシュみたいな赤くて短い髪もいいけど、やっぱりレンが一番羨ましい。青くて腰まで伸びたを後ろで結わいてて、すごく細いの。私はくせっ毛だから絶対短く出来ないし、伸ばしてもあっちこっち跳ねるからホント羨ましい・・・。

「で?イシスまでどう行くのよ」

「遠いから歩きでは無理ですね。砂漠ですし」

「馬車を借りればいいのよぉ」

ルーはあっさり言った。

「そんなお金どこにあるのよ」

「そのことなら心配しなくていいわ。馬車屋の旦那とはとっても仲がいいのぉv」

ルーはにっこり笑いながら言った。








「・・・ちっ」

「今舌打ちが聞こえたんだけど〜?」

「なんで今日に限って店番が奥さんなのぉ!?」

馬車屋さんの近くの木の陰に隠れながら奥さんを見たら、とてもしっかりした体系の人だった。

「奥さんじゃダメなの?」

「ダメよぉ!!タダで乗れない!!」

「しょうがないわね。どうにかしてお金集めてくるしか───」

「おばさんバッカじゃないのぉ!?タダで乗れるものをどうしてお金払わなきゃいけないのよぉ!!」

「だからおばさんはやめなさい!!」

「ストップストップ〜。ここは俺に任せなさい!」

「何か勝算でもあるんですか?」

「マダムは俺みたいないい男に飢えてるのさ!だからちょっと待ってて〜」

そう言うとディアは馬車屋さんに向かった。奥さんに近づいてカウンターに座って奥さんの手にチューしてからずっと手を握りつつ何かを話してた。奥さんは顔を真っ赤にしてた。

「ディアは何をしてるの?」

「まぁ交渉よね・・・」

「ねぇ・・・もしかしてディアって熟女趣味ぃ?」

「ジュクジョ?」

「どんな年齢もイケるって言ってましたよ」

「ねぇジュクジョって何?」

「・・・ローナは知らなくていい」

「たっだいま〜超余裕♪」
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