Mischievous of fate

□The second story
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ファイは変な形のカギを出した。

「どうしたの?これ」

私はそのカギを見にファイに近づいた。
ドキドキするからあんまり近くにはいけないけど・・・

「・・・この前取って来た」

「どこで?」

「あんたあの塔に行ってきたの?」

キシュが頬杖をつきながら言った。
ファイが黙って頷いた。

「あの塔って?」

「ここから見える塔があるでしょ?あそこの塔の最上階にいる爺さんは何かのカギを持ってるっていう噂があるのよ。実際に行った人の話は聞かないけど」

「行けなかったんですよ。あの塔は離れ小島にありますし、塔に繋がる洞窟ってわかりにくいところに在りますから」

私はほぉ〜っと関心してしまった。

「みんな物知りだねぇ」

私が言ったらみんなまた変な目で私を見た。

「ローナはさ、ホントにあのオルテガの子供なの?」

キシュが聞いてきた。

「うん。あんまり似てないらしいけど」

「う〜ん・・・」

キシュはなんか考え込んだ。なにかいけないこと言ったのかな・・・
私はキシュの顔を覗き込んだ。そしたらキシュは笑って頭をポンポンってしてくれた。

「ま、考えてもしょうがないわね。で?どうすんの?」

「もちろんご老人の家に行きましょう」

レンがにっこりして言った。
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