人生において、一番好きな人と結ばれる確率を計算するとしたら、
それは限りなく奇跡に近い、と聞いたことがある。
世の中には無数の人がいるのに、どうしてこんなにも惹かれあうのだろう。
不思議なことに、私はいつもこう思ってしまう。
他の誰でもなく、この人が、私が求めている人なんだって。
他の誰かでは、代わりになることができないんだって。
ただ、純粋にこの人を求めている気持ちが、あまりにも儚い結晶になり
消えてしまうのだとしても、彼が一瞬でも私を見つめてくれる時が
人生の中で最も幸福な瞬間だから。
毎日顔を合わせても、毎日一緒に過ごしても、この想いが薄れることなんてありえない。
毎日、新しいあなたに出会えるから。
毎日、幸せをどんどん塗り替えてくれるから。
だから自信を持って言えるんだ。
おばあちゃんになっても、私はしぶといですよって。