real

□real
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パーティーは楽しかった。あんなに退屈しないですむものは久しぶりだ。

そうだな、アッシュはかなり緊張していたが、スマイルがずいぶんおどけた真似でそれをほぐしてやったようだ。
おかげで、アッシュは実力以上の歌唱力を披露できたのではないかと思う。

私は褒めやしない。…よくやったとねぎらいはするが、称賛がスラスラと口をついて出てこないんだ、知っているだろう?



…だから、時にアッシュの謙虚さやスマイルのさりげない気づかいは見習うべきものがあると思うし、そうなりたいと密かに願うよ。
奴らのおかげで学んだことは、他にもたくさんあるからな。

あぁ、二人が私を敬ってくれているのは知っている。だが、それとこれとは別の話だ。
私にない点を二人から教わるとき、私はまだまだ器の小さな存在なのだと、そう思うのだよ。
Deuilを率いる者としては口が裂けても言えんがな。


――言っておくがこんなこと、お前にしか話さないんだからな、覚えておけ!
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