眠り姫は籠の中

□LiE
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「え、じゃなくて。できるのできないの?どっち?」
「そりゃ、できるっスけど。神様、じゃない、あいつを追うのは分かるけど、どうして他の」
「他の奴らに先を越されたらどうすんのさ!MZDを殺すのはぼくだ!絶対に他のやつらに殺させない、ぼくがやらなきゃぼくがっ!」
「スマイル、落ち着くっス…!オレらは他の皆まで敵に回すわけにはいかないっス、…それに、状況がわかんねぇのに下手に動いて皆を刺激したら逆に袋叩きにされるかもっス…!だから、」
「関係ないよそんなの」


これは夢なんだもん。

そう言うとアッシュはぽかんと口を開けた。その顔があんまりマヌケだったから、つい笑ってしまう。

「ね、だから安心して?とにかくアッシュ、…そうだなぁ、じゃあこうしよっか?MZD優先で匂いを追ってよ。
その途中で他のやつの匂いがわかったらぼくに教えて。そいつは殺さなきゃMZDも殺せなくなっちゃう」
「……スマイル。なに言って、…スマイル」
「いいから。そうしてよ。早くしなきゃユーリが殺されちゃう」

アッシュが泣きそうな顔で言った。

「スマイル。…ユーリはもういないっス。あいつに、神様に殺され」「黙れ。」
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