BlacK

□Wの軽演劇
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今日はホワイトデー。
お菓子会社の陰謀、バレンタインと対を成すイベントの日です。

「うん…よし、なんとかなる!」

ここにも一人、ホワイトデーに踊らされる哀れな大人…
秘密イッパイの危険な男、KKさんがいました。
彼はこの日の為に倹約を重ね、
慣れない家計簿までつけてようやくイベントにふさわしい貯蓄に成功したのです。

「さぁ始めますか」

いったんやると決めたらこだわる性格らしいKKさん。
ホワイトデーの定番とされるクッキーを、道具から新しく手にいれ
材料もこだわって手作りで作るつもりでした。

すべては愛しい神様、もとい恋人のMZDの為です。





約半日後。

「…真っ白に燃え尽きたよ……」

某ボクシング漫画の有名な台詞を残し、KKさんは倒れこみました。


プレートを出したり入れたり材料を色々な形にするのが限界だったのです。
出来映えはそこそこでしたが、KKさんは力尽きました。

もうそんな若くn…げふん、
疲れたので、袋へ入れる作業は後にして眠る事にしました。
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