花園学院不良謳歌

□6. 交流会
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「交流会? 何それ?」
頭上にクエスチョンマーク召喚(笑)
「あー、寝てっからだろ?」
「この時も寝てたっけ?」
翔太と拓哉は呆れた目で俺を見てくる。
この反応は当たり前だと思うけど、ちょっとショックっつーか、なんつーか。
ひっでーんじゃねーのかな?

来週1週間、交流会なるイベントがあるらしい。
それは学校を挙げて仲良くなろうっつーもんで、絶対参加。
ただその間授業はなく、交流会が授業参加と同等扱いになる。

全部受け売りだけどな。
誰だかは想像に任せるぜ!!



「いってぇ!?」
授業中、気持ち良く眠ってた俺の頭にチョークが飛んで来た。
それは見事に直撃して、痛みで夢の世界から俺を覚醒させる。
今までは放置してたくせに、何でいきなり起こすんだよ!?

「お前が記録的な成績とったからだろーが」
怨みがましく見上げると、的確な応えが返ってきた。
確かに俺の成績はクラス最下位で、平均点も皆より25点ばかり低いけどさ。
ぶっちゃけ不良ばっかのくせに、全教科クラス平均85っつーのがありえねーんだよ!!
ちなみにクラストップは平均98らしい。
どんな頭してんだか。

「平均60じゃな」
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