*オリジナルSS*【下に追加されます】

□『思い出』
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君と「おはよう」の挨拶をして

授業中、たまに目が合うと少し微笑んでくれたりした。



外階段の三階踊場で一緒に弁当を食べる
屋上のように外が眺められるのに人は少なくて結構穴場。

ここでたわいない会話を楽しんだり、一緒にいられる空気を楽しんだりした。


放課後
「恥ずかしい」といいつつ並んで下校
人通りが少なくなる2つ目の曲がり角から手を繋ぐのが、いつの間にか日課になった。


休日
駅で待ち合わせして出掛ける
地元が多いけど、たまに遠出してみたりして。
電車でうたた寝する君の横顔がとても愛おしく感じたりした





君と僕とで、後いくつ思い出が作れるんだろう?

と、これからも作っていきたいと願った僕に嘘はなく

ずっと一緒に作ろうね
と、言った君の言葉も真実だったのに。





小さな出来事でズレてしまった僕たちの歯車は、気付いた時にはもう手遅れで
不器用な恋は終わりを告げた



君との幸せな日々は、
もう過去になってしまったけれど、数多の思い出は今も僕の中に鮮やかに色づいている。


願わくば、君の中でも温かく、優しい思い出として残っていますように………


*END*

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