キリリク
□喧嘩
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「うわぁ〜」
びっくりして、黎也にしがみつき、気がついた時にはベッドに寝かされていた。
「え?えええぇぇぇ?!」
状況がうまく飲み込めず、なに〜?とか言っていた。
フワ
黎也が覆いかぶさってきたことで、服についていた移りがが春海の鼻を掠った。
「!!!っ」
今まで、嗅いだ事のない黎也がつけるはずのない香水の匂いがした。
まるで、春奈がしていた香水のような匂い…女性特有の香水の匂いがしたことに、驚き頭が真っ白になっていた。
「春海…どうした?」
原因が自分だということに気付かない黎也は急に大人しくなった春海を怪訝そうに見ていた。
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