ドラクエ2
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DQ2 小ネタ
王と大臣 〜もしくは厳格なる法治国家〜
王「大臣! なぜ王子の支度金が50Gなのだ!? 50Gなどそこらへんのスライム25匹も倒せば手に入るはした金だぞ!!」
大臣「畏れながら陛下、ローレシア王室法 第49条第二項によりますれば、王子が旅立つの支度金は50Gを持たせねばならないとあります」
王「そんなもの建国王アレフの御世の話ではないか! 改正法案はすでに提出してあったはずだぞ!」
大臣「しかしながら陛下、いまだ議会の承認を得てはおりません」
王「なぜこの程度のことで議会が紛糾せねばならんのか!」
大臣「改定ローレシア王室保護法第158条によりますれば、王家男子へ下賜される金額は50Gまでと決められております。さらに王室お小遣い法で、王子の一月のお小遣いの上限も50Gまでと決まっております。これをたてに反対派が粘っております。必死に説得したのですが、王子のご出立までには間に合わず・・・(涙)」
王「もうよい!」
王、マントを翻し窓を見る
王「のう、大臣。法とは、何であろうな・・・」
大臣「陛下・・・!」
二人の見上げる窓の向こうには、満天の星空が瞬いていた
完
2010年6月拍手おまけ