宝物庫
□宝物庫
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暗闇の中でさえ、その膚の白さは隠しようもなく浮かび上がる。
窓越しの僅かな星明かりさえ反射して、白く、艶やかに。
例え星ひとつない宵闇が世界を閉ざしても、この手は違えることなくその膚を見つけ、選ぶだろう。
触れたくて、触れたくて、
幼さが、恐れが、触れることを躊躇わせた数年。
許しを得て、唇を触れ合わせるようになったのに、彼女が喪われてしまった数年間。
ようやく取り戻した今、触れることを躊躇うことはしない。
もう二度と、放さない。
囁く度に彼女は、はにかみながらも頷くのだ。白い膚を桜色に上気させて
はなさないで
−−−と
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リーアさんのトップページを飾るバレンタインフリー画像。
頂きましたのよ。うひひ。
リーアさん、いつもありがとーう!!!
イラストを頂いたとき、何か書いて〜と冗談ぽくコメント頂きまして、ない頭を悩ませて出来上がったのが、コレ。
ラブシーンは苦手だ〜
読むのも見るのも好きなんですが、自分で書くのは照れちゃいます_(^^;)ゞ
とことん抽象的ですが、イラストを見ながら勇シンの愛を想像して頂ければ…と(^^;