そのたのよみもの
□*オレノモノ*
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彼の名はハセヲ。彼は以前、PKK『死の恐怖』としてPKたちから恐れられている存在だった。
「よっ」
「Σうぉあ!?」
後ろからの突然の声に思わず奇声を上げる。
「毎回毎回、よくまぁ驚くよな。そろそろ慣れてくんない?」
「う、うるせぇ!!いつもいきなり現れんじゃねぇ!!」
突然ハセヲの目の前に現れた人物は、ハセヲと見た目は変わらないような姿だった。
「いきなりの方がそそる...ハセヲの反応を楽しめるじゃんw」
「Σ今"そそる"って言っただろ!?はっきり言っただろ!!?」
「そんなことナイナイ。ハセヲの幻聴だって」
「...なんで空耳とかじゃなくて幻聴なんだ?」
「さぁ?大人の事情ってヤツ?w」
なんだよ、大人の事情って...。
「...で、何の用だよスケィス」
「ハセヲに一目会いたくてw」
「会いたいって...お前俺の憑神だろ?そんなこと別に」
「オレは、此処で、お前に会いたいんだってw」
「...我が儘(ボソッ)」
「宿り主に似てるんだな、きっと」
「ちょっと待て、宿り主って事は俺じゃ「あーっと、そうだったそうだった!!」
「......」
スケィスの声で俺の声は途中で途切れた。
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