そのたのよみもの

□*貴方を想うが故に*
2ページ/14ページ

俺―ハセヲはつい最近、自分はクーンの事が好きだということに気付いた。

そして今日そのことを伝えるべく二人きりで(途中色々な奴らに邪魔をされたが)エリアに出た。



...までは良かった。

それから俺は中々話すことが出来ずにいた。

そしてこの事件が起こった。










「Σうおぉぉぉ!?嘘だろ!?え、ちょ、うえぇぇぇ!!?;」



本人は相当焦っている。無理もない。なにせ...



「これ...抜けg「それ以上言うなハセヲおぅおぉぉぉぉ!!!!」



その『もの』とは髪の毛。



「え、ちょ、嘘だろ...?え、なんでぇ...ぇ......」



次第に声が小さくなり、その場に膝をつくクーン。背中...というよりは辺りに、不穏なじめじめとしたオーラを放っている。



「クーン...その......あんまり思い詰めるなよ?」



同情と哀れみから出た言葉。

今のクーンには相当痛い。

そして何かぶつぶつ呟いている。



その時だった。

_
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ