そのたのよみもの
□*君へ依存する(ハセヲ視点)*
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「どしたのハセヲ?」
「...え?」
俺ははっとしたように自分を呼んだ人物――シラバスを見た。
「なんか最近元気ないぞぉ〜」
シラバスの横にいるガスパーも心配そうに俺を見ていた。
「そんなことねぇよ...」
再び俺はそっぽを向いた。
「最近ぼーっとしてることが多いよね、ハセヲ」
「そうか?」
「うんうん。声をかけても返事をしないことが多いぞぉ」
そういえば、気が付いたら声かけられてたこと、何度かあったな...。
そんなことを思いながらぼーっとしていた。
次にシラバスの言葉が無ければ。
「もしかして、恋とかで悩んでたりする?(^_^)」
「.........は?」
俺は思わず聞き返した。
「だから、恋とかで悩んでt「Σはぁ!?だ、誰が恋なんか...!!」
俺は思わず反応してしまった。
今どう考えても異常な反応の仕方だ。
「ハセヲ、顔真っ赤...」
「Σ!......るせぇ!!!」
「ちょ、ハセヲ!?待ってよ〜!」
俺はそのまま振り向きもしないでカナードの@HOMEを出て行ってしまった。
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