そのたのよみもの

□*今日はチム日和?*
4ページ/10ページ


「でも、なんでハセヲは語尾に『チム』がついてないチム?
(訳:でも、なんでハセヲは語尾に『チム』がついてないんだ?」

「俺が知るかよ。シラバスやガスパーのときは突然だったし。」

「それは私にも判らない…チム」

「八咫様でも…」









え、何?

俺ってそんなに今の状況じゃ『異様』なわけ?


「ハセヲの――スケィスのモルガナ因子が、なんらかの作用を起こしているとも考えられるが……もしかしたら、他に症状が出ているかもしれないチム」

「ハセヲ、何か自分の事で気になったことはあるか?ほら、いつもと違うとことかチム」

「いつもと違うとこ、ねぇ…」






今日はいつも通りログインして、

シラバスとガスパーをパーティーに誘って、

適当にエリアワードを入力して……



「………別に。何も」

「ならいいが……とりあえず、このまま普通に過ごしてくれチム」

「過ごしてくれって、……このままチム?」

クーンが聞き返す。

「ああ。今はそうするしかあるまいチム」

「そんなぁ〜…。俺、これじゃ女の子たちと……」









「…クーン、女の子たちって、何チム?」



パイは笑顔でクーンに近づく。

「狽ヲ!?いや、えと、その……」









なんか横で悲鳴が聞こえるけど……

……まぁ、別に俺には関係ないけどな。



















俺はカナードの@HOMEへと行った。

だが、そこには誰もいない。

「?……もうログアウトしちまったのか?」

パーティーを確認してみる。

 シラバス:Offline(青)

 ガスパー:Offline(青)

なんだ、

やっぱ二人ともログアウトしたんじゃん………

「ここにいても仕方ないし……ログアウトするか」

そうして俺はメニューを開きログアウトをクリックした。

そしてディスクトップ画面に『新着メールが一件あります』と表示されていた。

「新着メール……?」

俺がログアウトしたちょうどそん時に送ったのか?

メールを開いて見た。









Mail Station

送信者:オーヴァン 件名:現象

 久しぶりにお前にメールを送るな。

 ハセヲ。

 お前は今起きている現象の原因を追求したいのだろう?



 ならばここへ来るがいい。



 Δ隠されし 禁断の 聖域



 ここで俺は待っている。

 ここでお前の謎も解けるだろう。









「オーヴァン!?」

なんでオーヴァンが!?

俺は無言のまま、『The World』にログインした。

_
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ