Your Poem
01/28(Mon) 00:16
『Reminiscence』キリリク3000HIT。
華月陽菜
砂に書いた
行き場のない想い
決して伝わることはないと
潮風が囁きながら
すり抜けていく
さざ波が足元をぬらす度
書き消されていく文字のように
いっそ消えてしまえば
楽になれただろうか
もういない温もりを捜して
何度ここへ足を運んだ?
膝を抱える僕はまるで
捨てられた子犬みたいだ
いつしか跡形も無くなった砂浜は
君の面影までさらって
もう居ない現実を突きつけてくる
決して伝わることはないけど
波に溶けた僕の想いだけでも
君の記憶と寄り添えるようにと
波打ち際を指でなぞった
何度も何度も…
TS3D
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