きみを思い出す5題〜宍戸総受け氷帝編〜





【ペア1.跡宍】不意に鮮やかに、きみを思い出す





「おはようございます、景吾様」



静かに部屋のドアが3回ノックされ、目覚めの声をかけられた為、
俺は準備が整った状態でドアを開けた。



ドアの前には、綺麗な黒い長髪のメイドが一人立っていた。



「朝食の準備が出来ております、食堂へお越しください」
「わかった」



そういえば…と、俺は食堂へ歩きながら思考を巡らせる。
思い浮かべるのは、長髪の頃の宍戸の姿だ。



「引退したら、また伸ばしたりすんのかね」



短髪の宍戸も良いが、長髪も良かった…
と、あのメイドのせいで、不意に思い出してしまった。





End.


ペアは全5種です。



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