テニスの王子様

□拍手御礼眼鏡をかける夜〜宍戸総受け立海編〜
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拍手御礼眼鏡をかける夜〜宍戸総受け立海編〜





【ペア2.幸宍】





「宍戸、起きなよ」



幸村が部屋へ戻ると、宍戸は机に突っ伏して眠りこけていた。
顔には眼鏡がかけられており、枕と化している腕の下には、
幸村が読み進めていた本が広げられている。
読書が好きな宍戸にも、合わない本があったらしい。



「そんな体勢で眼鏡をかけたまま寝てると、
 眼鏡のフレームが曲がってしまうよ」



声を掛けても起きない宍戸の頭を軽く撫で、
そのまま眼鏡をそっと外してやった。



「今度は、起きてる時に見せてくれよ」



「宍戸の眼鏡姿は、なかなか見られない貴重な姿なのだから」
という心の声を口に出すことなく、幸村は宍戸の瞼に口付けた。





End.





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