テニスの王子様

□拍手御礼眼鏡をかける夜〜宍戸総受け立海編〜
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拍手御礼眼鏡をかける夜〜宍戸総受け立海編〜





【ペア1.仁宍】





「宍戸、この眼鏡どうじゃ?」
「お前の選ぶ眼鏡は、どれもこれも柳生用じゃねぇか」
「なんじゃ拗ねとるんか」
「拗ねてねぇ」



とある眼鏡屋にて、二人は伊達眼鏡用のフレームを選んでいた。
勿論、仁王が使用する為の物である。
伊達ではない眼鏡を所持している宍戸にとって、
伊達眼鏡は不必要なのだから。



しかし、仁王が手に取るフレームは、
どれもこれも柳生の使用している物とそっくりのであり。
宍戸からしてみれば、イリュージョンで使用する為だと理解はしていても、
面白い状況ではなかった。



「それも良いけど、こっちも買っとけ」
「これは?」



宍戸が仁王の手に渡した一つのフレーム。
それは…



「勿論、俺の使ってる眼鏡のフレーム」



宍戸の返答に、仁王は「えぇじゃろ」と、笑った。





End.





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