テニスの王子様

□拍手御礼眼鏡をかける夜〜宍戸総受け氷帝編〜
1ページ/6ページ

拍手御礼眼鏡をかける夜〜宍戸総受け氷帝編〜





【ペア1.跡宍】





「………」
「………」



跡部の自室にて、二人は背中合わせで読書中であり。
二人の顔には、シンプルなフレームの眼鏡がかけられている。
跡部も宍戸も、日常生活は裸眼で過ごしているが、
読書やパソコン、物書き中は眼鏡をかけている。



お互い無言で違う本を読んでいる為、他者からすれば、
一緒に居る必要は無いように思われるが、
背中から伝わるお互いの体温と、
無言から作られる静けさが、二人は気に入っている。



カチャッ
ペラッ



段々と下がってくる眼鏡を直す音と、
本のページを捲る音だけが室内に響き渡り。
お互いの発する音に、二人は小さな幸せを感じ、
こっそりと頬を緩めるのだ。





End.





→岳宍
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ