テニスの王子様

□強引に慰める彼のセリフな跡宍
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5.俺が忘れさせてやる





「それと、くだらねぇ悩みに頭使ってんな」
「もしかしなくても、お前さっきから俺のこと馬鹿にしてる?」
「気のせいだ」



俺は事実を言っているだけだ。
宍戸相手に、馬鹿にするなんてことはない。
まぁ、宍戸本人が馬鹿にされていると感じたのであれば、
俺の意思とは関係無しに【馬鹿にした】となるのだろうが。



「とにかくだ…お前のくだらねぇ悩みの一つや二つ、
 俺が忘れさせてやる」
「そりゃまた大きく出たな、跡部様よ」
「当然だろ?」



俺は自分の決めた道を真っすぐに進むだけだが、
その過程には、宍戸という存在が必要不可欠だ。
その為なら、俺はどんな手だって使う。



「俺と来いよ、宍戸。
 そして、いつまでも俺の隣りに居ろ」



それが、お前の望みであり、俺の望みなのだから。





→あとがき。
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