テニスの王子様
□駄犬の俺と可愛い女王様
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「なら、そのまま舐めて?」
「OK!」
不二の指示通り、慈郎は目の前にある
ハイヒールをペロペロと舐め始めた。
一部分だけではなく、靴全体を舐め回していく。
その姿はまるで、主人に忠実な犬のよう。
第三者がこの二人を見たら、間違いなく
「女王様と駄犬」と思うだろう。
今この場に第三者はいるはずもないが。
「慈郎君はいつまでも僕だけを見ていれば良いんだよ」
不二の独占欲剥き出しの言葉に、慈郎は
「俺はいつまでも可愛い可愛い不二
女王様のことしか見ないC!」
と、笑顔で答えるのだった。
End.
→あとがき。