テニスの王子様
□2次元→3次元
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ある日のランチ時。諏訪部と加藤は2人で御飯を食べていた。
2人は【跡部 景吾】というキャラを演じた共通点がきっかけで
関わるようになり、今日のように2人でいることが増えたのだ。
【跡部 景吾】以外の話でも気が合い、お互い楽しく過ごしている。
「…おい」
その時、2人のテーブル席に1人の少年の声が響いた。
声をかけられた2人が声のする方を向けば、
そこにはここにいるはずのない人が…
「「あ、跡部?!」」
そう、そこには2次元にしかいないはずの跡部 景吾がいたのだ。
しかも、さも当たり前のように2人のテーブル席に腰をおろす。
「邪魔するぜ」
「ちょ、ちょっと待って、え?なんで?」
「次元マシンなるものがあってな。乗ってきた」
「えぇ?!」
「勿論、俺様の家にしかないがな」
ふっ…と前髪を払う跡部に、2人は「いやいやいや!」と手を左右に振る。