ジャンル混合

□特異能力
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「なら、オレと戦えよ。 そしたら、御望みのもんを見せてやるさ」
「オレと戦うって…本気?」
「当然。 心配しなくても、あんたはオレの能力の前では、敵じゃないさ」



投げやりながらも、確信めいた彼の言葉に、
今度は、オレの瞳が揺らいだ。



オレが敵でもないだって?
元帥でも簡単に殺っちまうような、このオレが?
こんな、細くてすぐ折れちまいそうな、
オレよりも一回り小さい身体をしている青年に?



そう考えただけで、オレの身体の中を流れている
Noahの血が疼いたことが分かり、無意識に口元が緩んじまった。



「言うねぇ、眼帯君…オレ、我慢きかなくなるよ」
「構わねぇよ、さっさとかかって来いって」



言うが早いか、彼は太腿につけているショルダーから
小さな槌を手に取り、それをくるくると回し、大きくし。
あっという間に、その小さな槌…もとい、彼のイノセンスは、
オレ達成人男性よりも大きなサイズとなった。
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