ジャンル混合
□自分だけの世界
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「おい万斉、お前って、耳弱いよな」
晋助に耳を甘噛みされながら、息を吹きかけられ、
無意識に身体が震えた。
ただでさえ絶頂を迎えたばかりで敏感な時に
弱い部分を攻められれば、嫌でも反応してしまう。
しかし、そんな拙者の反応が気に入ったのか、
晋助は口元を怪しげに釣り上げながら、
今度は耳の中へ舌を伸ばしてきた。
「ちょ、晋助」
「うるせぇ、黙って感じてろ」
「ひゃ、ぁ…」
止まらないどころか、激しくなる刺激に、
疲れ切っているはずの身体が
再び熱くなっていくのを感じた。