ジャンル混合
□オレの小さな片想い
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「カカシ先生!」
突然の呼びかけに、油断していた身体がビクっと震えた。
呼びかけてきたのは、今目の前にいるイルカ先生。
そう、オレは今、任務の報告書をイルカ先生に提出している所だ。
「どうしました?」
ビクついてはしまったが、動揺している姿を見せるのは、
男として、そして上忍として格好悪い。
すぐに切り替え、いつもの間の抜けた顔をした。
そんなオレに、イルカ先生が笑顔で放った言葉は…
「次の第七班の任務についてなのですが、
引き続き、Dランク任務で宜しいでしょうか」
あ、あぁ、次の任務、ね…
はぁ…少しでも期待したオレが駄目だったのかねぇ。