ジャンル混合

□白き2人
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「はじめまして。 貴方が【写輪眼のカカシ】さんですか?」
「そうだけど、君は?」
「霧隠れの抜け忍【白】と申します」



霧隠れと木の葉隠れをつなぐ道の途中、一人の少年と出会った。
別に、堂々とその辺をふらついていたわけではないオレを発見し、
警戒心も無く声を掛けてくるとは、
なかなかに出来る少年だ。



その少年は、一見忍には見えないが、
本人曰く、抜け忍らしい。
人は見た目によらないものだ。



「こんな所でどうした?」
「たまたまですよ」



オレの問い掛けに、笑顔で応えるその少年は、
雪のように、真っ白な存在に思えた。
その様子から察するに、おそらく、
主に忠実に尽くす、素直な少年なのだろう。
主が誰なのかは知らないし、知ってどうするつもりもないが。
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