ジャンル混合

□日常の会話
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「どうしました? 僕の顔になんかついてます?」
「いや、何もついてはいない」
「…そうですか?」



何かついていたから見ていたわけではないし、
間違った返答はしていないが、白の中では納得し切っていないのか、
不思議そうな表情は残したまま、料理を再開し始めた。



…そういえば、最近は白の修行、まともに見てやってねぇな。
なにせ、ここ最近は依頼が多くてよぉ、暇が出来ねぇんだ。
今日だって、半日以上かかって20人以上は殺してきた。
白にも、そろそろ実戦練習をさせてやるべきだろう。



「白。 そろそろ外に出て見ないか?」
「え? 僕、薬草取りとかで、毎日外出てますけど?」



きょとんとした表情で返答されては、こちらもぽかんとするしかない。
オレの言う【外に出る】という意味は、伝わらなかったようだ。
【天然】って生き物は、きっとこいつのことだ、間違いない。



「そうじゃねぇ、実戦練習だ。
 忍として、抜け忍として人を殺すんだよ。
 お前自身の手で」
「僕が…ですか?」



ようやく意味を理解したらしく、
今度は驚きからか、大きく目を見開いた。
ほんと、コロコロと表情の変わる奴だぜ。
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