ジャンル混合

□花言葉50のお題企画(後半戦)
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33.サツキ(青黒)





「青峰君はどうやってシュートしているのですか?」
「はぁ?どうって…こう?」



自分から決めたサツキとの約束をすっぽかして
黒子の練習に付き合っている青峰。
黒子に頼まれたら断れない、それが青峰だ。
青峰の中で黒子とのことは第1に優先すべきことなのである。
黒子も困ったことがあると、よく青峰に相談している。
今のように。



「ねぇテツ君、大ちゃん。そろそろ休憩にしない?」



サツキの提案に2人は頷き、一旦休憩に入る。
2人が練習している間、サツキはお弁当や
スポーツドリンクなどを買ってきれくれていた。



「2人の為にレモン漬け作ってくるね!」



という発言はなかったことにする…



「どうだテツ、試合までには完成しそうか?」
「難しいです…でも、完成させるしかないんです」
「だよな〜相手は紫原に氷室だかってやつだし」



ガツガツと食べる青峰に対して、
誰よりもゆっくり少しずつ食べる黒子。
一見2人は相性が合わないのではないかと思われるが、
バスケのことは勿論、バスケ以外のことだって
タイプが真逆なだけで喧嘩をするわけでもない。



「この俺が自分の予定潰してまで協力してやってんだ。
 完成させて、必ず勝てよ、テツ」
「分かっています、絶対に勝ちます」
「ちょ、ちょっと!私も入れてよぉ…!」



サツキの必死の叫びに、
2人は顔を見合わせて笑うのだった。





(協力を得られる)





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