ジャンル混合

□花言葉50のお題企画(後半戦)
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46.アンブロシア(イタカカ)





木ノ葉崩し直後、木ノ葉隠れの里に
イタチと鬼鮫がやってきた。
目的は【九尾を手に入れること】であるが、
イタチにはその裏で【カカシに会う】
という目的もあった。



「イタチさん…良かったんですか?
 彼に月読を使ってしまって」



木ノ葉隠れの里を離れてから、
鬼鮫は心配そうに尋ねた。
鬼鮫はイタチとカカシの恋愛を
応援している数少なき理解者だ。



「仕方ない…周りにもハッキリ分かるように
 敵対しておかないと、怪しまれてしまう…
 それに、カカシさんなら大丈夫だ」



2人が退いた理由は、戦況が不利になる
ということもあるが、あのまま戦いを続けていたら
カカシをさらに追い詰めなければならなくなるからである。



「同じ写輪眼を持つ木ノ葉隠れの
 忍びなのに、切ないものですね…」
「そうだな…だが、カカシさんと2人で選んだ道だ」



【いつか…穏やかな生活を共に過ごすことが
 出来れば、俺はそれだけで幸せだ】



そう呟くイタチの顔には、
寂しそうな笑みが浮かんでいた。





(幸せな恋)





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