ジャンル混合
□だから君は可愛いんだ
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バスケやテニス、野球やサッカー…
どのスポーツにも【ユニフォーム】が存在する。
そして、試合の時はユニフォームを着用し、
それ以外の時は上着(主にジャージ)を羽織っていることが多い。
それは帝光中バスケ部レギュラーも同じである。
部活中は上着を全員でまとめて一か所に置いている。
その為、終了時には全員が一か所に集まり、
各自自分の上着を持っていく。
そして、時にはそこでトラブルが発生する。
「あれ〜?誰か俺の上着持っていってな〜い?」
「ぶっは…!紫原っち、それ小さすぎっスよ!」
「そのサイズは…Sなのだよ」
「テツはそれ自分のか?」
「そうですね…ということは…」
黒子の言葉に、5人がチラリ…と赤司の方を見た。
この6人の中でSサイズの鵜阿木を着ているのは
黒子の他に赤司しかいないからだ。
「…すまない、敦…僕が間違っていたようだ…」
5人の視線の先には、凄いスピードで上着を脱ぎ、
恥ずかしそうに視線を逸らしながら
紫原に上着を差し出す赤司の姿が。
『ちょ、赤ちん何そのだぼだぼ感と顔…可愛い〜!』
『赤司っち、だぼ…ちょ、やばいっス、鼻血出そう…!』
『なるほど…赤司が紫原の上着を着ると
ここまでだぼだぼに…なかなか良いのだよ』
『やべ…今一瞬赤司がすげぇ可愛く見えたぜ…!』
『やっぱり赤司君は可愛いですね』
この日の赤司の姿・行動を5人が忘れることはないだろう。
End.
→あとがき。