●ブルマ×悟飯

□初夜
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【初夜】
「やっと寝たわ」
トランクスを寝かし付け寝室に戻ると、
「そ、そうですか…」
悟飯くんは真っ赤な顔で俯きながら返事をした。
「悟飯くん、もしかして緊張してる?」
「は、はい。き、緊張しています。お、お母さん以外の女の人と同じ布団で寝たことがないので…。す、すみません」
悟飯くんはガチガチに緊張していた。
「そんなに緊張しないで大丈夫よ。あはは」
緊張している悟飯くんが可愛くて、おもわず笑ってしまった。
「す、すみません」
悟飯くんは肩を落とし、恥ずかしそうに謝ってきた。
「謝ることないわ。あたしこそ笑っちゃってごめんね。
あ、そうだ!悟飯くんにお願いがあったの!」
「なんですか?」
「もう遠慮をしないでほしいの。
悟飯くんはあたしが好きで、あたしも悟飯くんが好き。
引越しも終わって―――今夜…夫婦の契りを交わすわ…。
役所が破壊されちゃったから婚姻届は出せないけど、あたしは今日から悟飯くんの妻よ。
トランクスも喜んで悟飯くんを受け入れてくれた。
この家も、あたしも、全部悟飯くんのものよ―――」
「ブルマさん…」
「大好きよ、悟飯くん」
「ぼ、僕も大好きです!」
「ねえ、お風呂入った?」
「い、いえ…まだです。お借りしていいか聞きそびれてしまって…」
「やーね。ここはもう悟飯くんの家よ。遠慮しないで」
恥ずかしそうに俯く悟飯くんが可愛くて、あたしは思わず抱きついた。
「あたしにも遠慮しないで」
「ブ…ブルマさん…」
悟飯くんは体を硬直させ、固まっている。
「もう一度確認するけど―――あたしは…悟飯くんより24歳も年上で、息子も居るオバサンよ。―――それでも愛してくれる…?」
「愛に年の差は関係ありません!
物心が付いた時からブルマさんしか見ていません」
悟飯くんは真っ赤な顔で愛を囁いてくれ、震える腕であたしを抱きしめ、震える唇で近付けフレンチキスをしてきた。
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