「………………大尉?」
「はい、何でしょうか」
今日も元気に宇宙を航行するアロウズ艦隊…ではなく。
何やら上に目をつけられたのか何かと暇を持て余すことの多い海上船。
現在そこでは一組の男女が優雅にティータイムを迎えて…
……………いなかった。
「……………大尉」
「ですから何ですか?」
「………………私は、何も貴方と一緒にお茶を飲もうと思って茶をいれたのではありません」
「そうですか
それはとても残念ですね」
「ですからそう菓子を持ってきて私の紅茶と一緒に摘むのはやめてください匂いが酷いです甘いです私そういうの駄目なんです」
砂糖も入れず、ただダージリンを注いだカップの渕に口をつけながら、大尉は意外だとでもいうようにほぅ、と呟いた。
私だって別に甘いものは好きだ、だって女の子だもん☆
あれなんだ今のノリ。
すると、片手に持っていたチョコクッキーの残り半分をぽいっと口の中に放り込み手をハンカチで拭う。
やっと食べるの止めたかとほっと息をついた私。
を、嘲笑うかのように袋に詰め込まれたマドレーヌを取り出す大尉。
「大尉に言い付けますよ
リバイバル大尉が菓子を広げて私の休憩