05/11の日記

12:40
日和+(×2)=3
---------------
オレンジ屋根の平屋建ての家の持ち主が帰ってきた。男だ。
どうやら、彼は海でシュノーケリングをしていた様だ。その彼が太郎の存在に気付いたのか、海水で前に垂れた髪を、手でサラッと流した。太郎が男に声を掛けた。
「その装備品、シュノーケリングやんか。ウチヤッタコとあらへん。そちがワイを呼んだんやんか?計画に狂いは、ない?」
太郎の問いに男は答えた。「ネラッテヘンテ。グウゼンヤン。呼んだんは僕だ。」可笑しなイントネーションで男は言った。
「フーン。」
太郎を退かし家に入ると、男はシュノーケルを椅子の座面に転がして、手を背もたれに掛け言った。
「シュノーケルだ。」
とぅびこんてぃいにゆうぅどぉ

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

03:56
日和+(×2)=
---------------
二足歩行を太郎は続けた。程なくしてオレンジ屋根の白レンガ造りの小さな平屋が見えてきた。太郎の耳には微かな波の音が聞こえていた。
平屋の玄関の扉は開け広げられており、容易にオレンジ屋根の平屋の中に入る事が出来た。
オレンジ屋根の平屋の床は傷んだのか全て剥がされ、剥き出しの地面を床にした平屋だった。砂は、どうやら珊瑚やら貝殻やらが長年潮波にさらされ細かく砕け、コロコロと0.8ミリ程に丸くなったものが殆どだった。
平屋の玄関の向かいは開口が大きく開かれ、海があり、砂浜が広がっていた。
平屋の中はベッドが一つと木製の椅子が、床に置かれてあるだけのシンプルな部屋だった。
とぅびこんてぃいにゆうぅどぅ

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ