読物部屋1F

□会話SS 2F
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●目覚ましの話●

「…ウィンリィ。
「はいはーい♪
「俺は思うんだが。
「はいー?
「お前は何かが欠けてる。
「なぁにー?
「女としての自覚。
「そんな事ないよー。
「じゃあ、問うが。
「んぃー?
「人を起こすのに、上にのし掛かるのはどうだろう。
「エド起きないんだもん。
「更に跨がるか?
「アルも誘ったんだけどさ。
「やめてくれ…。
「潰れると困るって。
「当り前だ!
「賢い弟で良かったね♪
「傍若無人な幼馴染もいるがな。
「あたしの知ってる人?
「鏡見ればすぐ会えるぞ。
「美人ちゃんしか映らないよー。
「鏡壊れたんじゃね?
「チョーップ!
「あだっ!!
「失礼な事言わない!
「……っ痛ぇ。
「ほら!
「顔近ぇよ。
「見えるでしょ?
「何が?
「可愛い幼馴染。
「えーと…。
「見えるよね。
「…別のものなら。
「なによー。
「………谷間。
「のぉぉ!
「…気を付けろよ。
「……役得?
「へーへー。役得役得。
「で、目ぇ覚めた?
「いろんな意味でな。
「じゃあ、起きよ?
「う…。
「う?
「…それは無理デス。


布団に潜って二度寝を決意。
軽蔑されたくないから
…すぐには出れません。


end
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