抒情詩

御自由に御書き下さい

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07/13(Fri) 23:47
SKY
百合姫

心臓貫いて

その瞳で。

全て終わらせて

愛しい微笑で。

触れられない蜃気楼【ミラージュ】が僕を包むその前に

ねぇ

どれだけ力を込めて手を伸ばせば君を抱き締められる?

どれだけ名を呟けば、この想いは距離を越えるんだろう。

あの日を閉じ込めた二人のシルエット

同じように変化る【かわる】ことをやめた僕
その他大勢なんていらない

君だけが側にあればいい

∞【インフィニティ】=『君』で

いつか二人で眺めた蒼空より澄んだ僕のメシア

今度また出会う時も

同じように僕の寂しさを

救い抱いてくれるのか
聖母の様に清らかで
この世界で一番大切な
そう、君は…

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07/13(Fri) 00:04


この時計はいつ狂ってしまったのか

直そうと思ってももう遅い

部品は全部失ってしまった

いくら記憶を辿っても

全ての部品は決して集まらない

時計は依然に動き続けている

いっその事止めてしまおか

この一つしかない時計を

たった一つの自分の時計を

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07/10(Tue) 07:40




嘘は嫌いです
それなのに
正直者は馬鹿を見るんだってさ

生きにくい世の中だな


誰かを騙してまで
生きたくはないよ
だけど痛いのは苦手

だから結局
君に気付いてもらいたくて
すぐばれる嘘をついた

弱い僕です

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07/10(Tue) 00:08


壊れそうな透明な永遠

繋ぎ止めているこの時間

君の動かすこの時間

君は永遠の中に沈んでしまった

もう時間は止まってしまった

繋ぎ止めていた全てを失った

君はどこに行ってしまったのか

暗い永遠はもうどこにもない

君と一緒に沈んでしまった

永遠を探しても君を探しても

決して見つけることは出来ない

手段も目的も結果も最悪な

見つけられた終わりだけを抱いて

終焉の中に堕ちてゆこう

僕の終わりは動かなくなる

そして終焉と僕は闇の中

そして気付くのは絶望

君に出会えた瞬間に最悪が訪れると

君と僕は交わることの出来ない存在

もっと早くに気付けたならば

僕は君を見守るだけで良かった

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06/26(Tue) 00:26
ルナティック・カーニバル
百合姫

愛しい貴方とカーニバル

体温だけじゃ物足りないの

愛しい貴方をカンニバル

貪り尽くしてイイですか?

めくるめく愛と滅びの歴史達

重ねた夜は狂気【ルナティック】

白い指は白鳥の様に羽ばたく

口移しで 奪いたい

この爪で抉りたい

もっと近くで 触れさせて 感じさせて

貴方のファルセット

真夜中血祭りカーニバル

逆の十字架【アンチクロス】の名の下に

禁断恍惚カンニバル

檻に入れた死【タナトス】を

貴方に返すその日まで

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06/25(Mon) 22:58
〜アルコールランプ〜
魅杏

 
貴方じゃない。
 
私が愛するのは夜風。
 
夜風に私の全てを捧げ
 
ずっと、ずっと
 
目を閉じていたい。
 
夜風は、
 
私の身体を撫でて、
 
何処かへ行ってしまった。
 
もぅ、姿を見る事は
 
出来ないだろう。
 
冷たい温もり
 
忘れたくない私は、
 
アルコールを流し込む。
 
どうか、
 
想いだけでも
 
貴方の元へと
 
届いて欲しいから。
 

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06/21(Thu) 17:38
人魚の涙
百合姫

私が海を捨てたのは
ヒトに憧れたからじゃない。

ただ一緒にいたかった。

この恋【キモチ】ごと
王子様【あの人】の心臓に

ナイフを突き立てられたならいいのに。

泣きじゃくるお姉様達。

「殺せ、殺せ。裏切り者の王子を殺せ。体が泡となる前に。」

お姉様達に連れられて
月夜の晩に

王子様【彼】の寝室に忍び込む。

寝息を立てる王子様。
愛しい横顔。

安らかな吐息。

止めたくなんかない
その尊いリズム。

貴方が違う誰かを想っていても

私は貴方を愛してる。

降り下ろせなかったナイフ。

夜明けと共に変わり行く体。

苦痛を伴い泡となる。
最期の刻にはと選んだ場所は

始まりの浜辺。

消える、消える。

裏切られた哀しさも
初めて知った焦がれるような恋心も。

涙と一緒に零れ落ちたのは

音の無いカタコトの
『アイシテル』

ナイフは砂にゆっくり埋もれていった。

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06/19(Tue) 20:53
もう一度あの丘で
百合姫

『ヒースクリフ。』
やめてくれ。どうかその名を呼ばないで。

『…どうして?』

俺のせいじゃない、あんたが俺を裏切ったんだろ。

『あたしはあんたの望み通り、壊れたわ。もうすぐあたしは死ぬんだもの。』

違う。こんな結末にしたかったんじゃない。
『覚えておいて。あたしを殺すのはあんたよ。だけど、愛してる。ヒースクリフ。』

狂ったキャシー。狂わせたのは俺。

あるいは俺も狂っているのか?

キャシーの亡骸を引き摺ってあの丘に立つ。
悲しみも怒りも消えて無くなっちまった。

あるのは虚しいぐらいの充足感。

抜け殻さえも美しいお前。

虚ろな瞳で俺を見つめて。

このまま俺を連れて逝ってくれ。

あの瞬間の、

嵐が丘に。

『ずっと一緒よ。ヒースクリフ。』

俺の悪魔。俺の魂。

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06/17(Sun) 23:01
一匹狼
月夜

さみしい?

さみしくなんかない。

だってみんなといると疲れるから

だって一人のほうが楽だから

だって一人のほうが好きだから

だってみんなキライだから
一人で眠っていたほうが、何よりも幸せかもしれない
私の側に来ないでよ
群れの中には居たくない
常識から外れていたっていいじゃない

私は一匹狼だから

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06/16(Sat) 19:32
扇と桜
百合姫

はらはら はらはら

散る桜

ゆらゆら ゆらゆら

舞う扇

愛し貴方は御簾越しに
どうか 気付いて

私に気付いて

はらはら はらはら

零るる涙

ゆらゆら ゆらゆら

蠢く四肢

伝う雫を 扇で隠す

耳元近し龍笛の

雅な韻を孕みつつ

恋し我が君

身に触れることすら許されねども

我が舞い姿

その瞳【め】に映して下さるならば

君が為

この身滅ぶまで舞いましょう

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