学園アリス
□第10話
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アリス祭当日
蜜柑は、寝坊・遅刻・迷子になっていた。
ここ最近、棗との特訓でへばってたからなぁ・・・・。
そんな事を考え一人傷つきながら走っていると、
ドテッ
こけた。
蜜柑「ああああああああああああ〜・・・・」
擦り剥いた膝を抱えて泣いていると急に声をかけられた。
「どうしたの?
初等部の子だね。転んだの?」
綺麗な男の先輩がいた。
他にも何人かの高等部の人がいる。
「ブッくくくくくっ・・・。」
蜜柑「!!」
そこには腹を抱えて笑っている涼介もいた。
「・・・・・そんなに笑ってやるな・・・。」
隣のもう一人の先輩が涼介を見て言う。
「あ・・・わりぃ蜜柑。でもさ、普通あそこで・・・・・くくくっ・・・」
蜜柑「涼介先輩!!」
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