学園アリス
□第9話
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涼介は珍しく危険能力系の教室にいた。
普段は学園の外に出ていたりしてここには殆どこない。
しかし、今日は大人しく椅子に座っている。
「・・・・・・・。」
涼介はイライラとしながら懐から煙草の箱を取り出す。
と、その時教室のドアが開いた。
「ここでは吸うな。」
入ってきた一人の男が涼介の方を見ながら言う。
その表情は目もとを隠している仮面でわからない。
「・・・・・人を呼んでおいて、おせぇじゃねぇか
・・・・・・・ペルソナ。」
ペルソナと呼ばれた男は涼介の前まで歩いていき、
フッと口端を吊り上げる。
ペルソナ「随分と騒いでくれたな・・・。」
「へっ、いいじゃねぇか。普段コキつかってくれるお礼だぜ?」
ペルソナ「普段もお前は楽しんでやっているだろう。優等生なお前が珍しい事だ。」
涼介はペルソナを睨む。
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